
≪業務について08≫
行政書士が力になります。お気軽にご相談ください。なお、行政不服申立てを代理できる特定行政書士でもあります(2023年7月現在、大府市は私一人です)。公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター会員(大府市に私を含め二人います)。電話(0562-46-4467)。留守番電話の折はお名前とご用件をお願いします。
≪重要/直接ご依頼いただけると半額で出来ます≫
私に限らず、そして行政書士に限らず、専門家を紹介するサイトなど「外部の会社」を介して仕事を受けると、その専門家はその会社の下請けの形になり、料金をその会社と折半します。つまり倍の値段で仕事を受けることになります。そこで、私にご依頼いただけます場合は「無料相談室」からメール、またはお電話(0562-46-4467)にて直接ご連絡ください。お客様にとって半額でご依頼いただけます(他の先生にご依頼の場合も、直接のご依頼がお勧めです)。
≪重要/あなたは後見人に会う権利がある!≫
専門職後見人は何をするのかと言うと、後見している方の「財産管理」と「身上監護」を行います(車の両輪/二本柱)。「身上監護」として、後見人は後見している方を月一回以上訪問して、後見している方の健康と生活に異常がないかをその目で直接チェックすることが「推奨」されていますが、あくまで「推奨」であって、何日に一回直接面会すること、と法律で義務づけられているわけでは、残念ながらありません(法令に「面会の頻度」について規定がない)。法定後見の場合、裁判所に定期に報告して、裁判所が(後見されている方の財産から)報酬を幾ら付与する、と審判することになっていますが、何か月も直接面会しなかったからと言って、必ずしも報酬を減らされたり解任等お咎めを受けるわけではないのが現実です。(それで虐待を防げるんですかと、私もこの業界に入って実情を知った時はショックでした)。身上監護、あなたはちゃんとやってくれるんですよねと、ご本人・ご家族は後見人候補を選定する際に、候補者によくよく念を押すことをお勧めします。私を選んでくださった場合、必ず月一度面会に訪問することをお約束します。(施設に入所されている場合は、なるべく保護者会の日に合わせて訪問し、保護者として保護者会にも出席します)。お気軽にお問い合わせくださいませ。(2023/07/24 行政書士西村伸)
≪自国民にさえこの酷薄振り/選挙が無い組織はどこまでも腐る≫
1【中国河北省で100万人近く避難、北京守るため「保水地区」へ放流】2023/08/10
ロイター2023/08/07付(一部補足)
中国河北省では7月下旬からの豪雨により、100万人近くが避難を余儀なくされた。あふれかえった河川の水を多くの住民が暮らしている幾つかの「保水地区」に誘導(放流)せざるを得なくなったからだが、首都北京を守るためのこうした措置の犠牲になって家を失った人々がインターネットで怒りの声を上げている。
豪雨で氾濫したのは「海河」で、流域面積は河北省の大部分と北京市、天津市など、ポーランドの面積に匹敵する広大さがあり、特に河北省では洪水被害が大きい。中国の法律では、大規模洪水で貯水ダムの容量オーバーとなった場合、一時的に指定された低地の保水地区に水を放流することが定められている。こうした中で7月31日に河北省は13の保水地区のうち(都市を含む)7カ所に水を放流。対象にはタク州市や、習近平国家主席が打ち出した国家プロジェクトの一環として設置された雄安新区なども含まれた。
河北省共産党トップは8月1日、北京の洪水対策を巡る重圧を和らげる上で、これらの措置が必要だと強調した(注:地方政府自ら「首都を守るため地方都市にダムの水を放流した」ことを認めた)。ただネットには、自分の住んでいた場所が保水地区に指定され、いざという場合に犠牲にされるとは知らなかったとの投稿も寄せられている。
2【北京を守るため水没した街「放水知らされず」】
ANN2023/08/09付
記録的な豪雨に見舞われた中国で、首都・北京を守るために水没した河北省の街。首都・北京に隣接する河北省・涿州市は、ダムの容量が基準を超えた際、水を誘導する地区となっている。この地区にある企業の社長によると1日午後に放水の通知があり、1時間後には水位が1m以上に達したという。「政府の避難通知は遅かった。ダム放水だと知らされず、何mも水位が上がった」。涿州市では一時、13万人以上が避難し、現在も広範囲で停電や断水が続いている。
(ユーザーのコメント/一部補足)
[1]北京を守るための「保水地区」が「普通の街」ということに驚いた。日本なら公園や田畑などが保水場所になっている場合もあるが、少なくとも住宅街ではない。人命軽視もここまでだとやはり恐ろしい。しかも情報提供が徹底していなくて人命が失われても誰も責任を取らない。首都を守るための犠牲…東京を守るために近隣の自治体が犠牲になるなど考えられない。
[2]先日ウクライナでダムがロシアの攻撃を受けて決壊し、大きな被害が出たが、戦争やテロで中国の世界最大の三峡ダム(黒部ダムの200倍)なんかが決壊したら原爆の数十個分の被害がでる。しかも恐ろしいのが老朽化や設計上の問題などで、集中豪雨なんかの自然災害でも決壊する可能性があるので時限爆弾のようだとも思う。
[3]数年前の西日本豪雨で私の実家のある街も上流のダムが満水になり放水、下流の町の川沿いの家々が水害にあったことを思い出しました。自然の前には人間は無力だと実感。しかし、報道は書き方次第で読んだ人の心を誘導できるよね。北京を守るために犠牲者を出したと書くか、想定外の大雨で人間には対応できなかったと書くかで読んだ人の印象は全く違うからね。とても興味深い。(注:2018年の西日本豪雨では、西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨を降らせました。これにより国土交通省所管ダムの558ダムのうち、213ダムでは下流部の洪水被害を防ぐために洪水調整という防水操作を実施。このうち8ダムでは長時間の豪雨により、流入量と同程度の放流量とする異常洪水時防水操作へと移行しました。これにより被害が軽減した地域もありましたが、かえって被害が拡大してしまった地域もあったのです。それが愛媛県の肱川上流にある、野村ダムと鹿野川ダムの放流でした。この2つのダムでは満水になる危険が生じたため、(満水によるダム決壊で大きな被害を出すことを予防するため)異常洪水時防水操作を行う判断を下したのですが、下流での被害が広がってしまい、この措置によって多くの被害者を出す結果となってしまったのです。(以上国土交通省HPから)。つまりわが国は意図的に人里に放水したわけではないので[3]はフェアなコメントとは言えないが、コメ主の故郷も(中国と同じく)行政の判断により被害を受けたには違いなく、行政や報道に対して不信感もあろう。立場によって見方も変わることを示すコメントと思う)。
≪事故は一瞬/当事者は一生≫
【「私の顔を、時間を返して…」一瞬で一生が変わった/福島飲食店爆発事故】2023/08/08
FNN2023/07/31付
2020年7月30日午前8時57分。福島県郡山市の飲食店で爆発事故が発生。厨房に設置されたガス管の腐食部分からガスが漏れ出し爆発したとみられ、1人が死亡、31人がケガをした。事故から3年、爆発に巻き込まれた被害者の女性が胸の内を明かした。
福島県で美容室を経営する49歳の女性。あの日、売上金を入金するために銀行を訪れた際、事故に巻き込まれた。気づいたら3日経っていた。「ポーチのファスナーを開けてお金を取り出そうとしたところまでの記憶はあったんですけども、そこからは全く分からなくて。気づいたときには3日が過ぎていて」。女性は、爆風で3mほど吹き飛ばされたという。「爆発音も救急車の音も、全く聞こえていないです。爆発の音よりも爆風が強くて、たぶん数秒差なんでしょうけど。それで飛ばされたので。最初、事故当時は右上4本は爆風で歯茎ごと飛ばされて無い状態でしたので。病院に運ばれたときに胃袋に2つ歯があって、1つは口の中にぽろんってあって1つは外に出ちゃったであろうっていう感じで」。上あごと下あごの粉砕骨折。顔の神経断裂など全治3カ月の大ケガをし、10時間に及ぶ手術で300針を縫った。「口の辺がもう麻痺なんですよね。いーってやったときに、ここが動かない。鼻も膨らませたり閉じたりってやっても、ここが動かないんですよね。あとは写真を撮りたくなくなりました。写真で見る自分の顔ってほんとにオバケみたいなんです」。
事故から約2カ月後に退院したが、縫合手術により口角は二度と上がらなくなった。「食べること・飲むこと・話すことは、すべて変わりました」。口回りは麻痺しているため、飲み物を飲む際にはストローが手放せず、リハビリをしなければ呂律が回らないという。これまでに受けた手術は、大小を合わせて10回以上に上り、これからも治療は続く。「とにかくすべてが不自由になっちゃったので、そういう不自由さは言葉に出さなければ誰もわからないことなので。そう言った面での苦しさっていうのは、むしろ事故当時よりも今のほうが苦しいですかね」。
検察は2023年3月に、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された当時の運営会社の社長やガス管の設置業者など合わせて5人を「過失の認定は困難」として不起訴処分とした。「本当に私はただ単に、銀行に用事があってATMを利用しに行っただけ。それで一生変わってしまった。一瞬で一生が変わってしまったので、そこに対して責任の所在も明らかにならないってどういうことって思ったら、このまま引き下がるってことは絶対にしたくないって」。女性は検察の不起訴は不当として、検察審査会に審査を申し立てた。
事故の責任は誰にあるのか?その所在を明らかにすることを望んでいる。「事故を起こした側を思うと、私の顔を返してって思いますし。私は時間と自分の体が元に戻るのであれば、返してもらえるのであれば、何も言わないです。でもそれが出来ないからこそ、やっぱりもう補償してもらうしかないじゃないですか。綺麗ごとなしに、ちゃんと償ってしっかり補償してもらいたいって望んでます」。この女性だけではない。福島飲食店爆発事故では、いまだ多くの個人や企業が事故の被害に苦しむ。一刻も早い救済が待たれる。
(ユーザーのコメント/一部補足)
[1]「過失の認定は困難」として不起訴処分って…ガス配管の腐敗は自然現象だから「運が悪かったね」で終わりってこと…?(注:過失を立証しなければ刑事で責任を問えない。一方民事では工作物責任により最終的には土地の所有者に無過失責任を問える)。
[2]よく「命に別状はありません」で終わる記事があるが、これもその中のひとつだったのではないか。すごく切ない。実際はその後の何度にも及ぶ手術やリハビリ、痛みや心の苦しみ、命だけは助かったが、その後とても大変な人生が続いている、心のケアを続けてあげて欲しい。もちろん補償金と言う形で生活のバックアップもしてあげてほしい。彼女の苦しみが少しでも和らぎますように。
[3]この爆発事故記憶にあります。当時は大きく報道されていましたが、やはり〝その後〟って報道もなくどうなったのかもわからない。もっと〝その後〟を追う事も大切なんじゃないのだろうか。事故に遭い日常が変わってしまい、どれほど苦しみや大変な思いをされているか知る事で、事故を起こした店舗の責任者の罪を問う事、賠償責任を確実にするなど、もっと踏み込んでする事は出来ないのだろうか。もう思い出したくないし語りたくもない人もいるだろう。そうして声を上げる事が出来ない人の為にもこうした取材って大事に思う。
[4]どの事件も被害者やその家族は事故後も長い間苦しみます。重体5人、死亡1人。記事ではこれで終わりだけど、この人達の人生には永遠に暗い影がつきまとう。そして、そんな悲しい事件が毎日何件も起きている。
[5]嘘でしょう。人が亡くなってて、こんなに大怪我負っている人もいるのに、責任の所在不明って。ある意味怖い。
≪田舎の「本音」はなぜ炎上したか/「地元民が移住者に向ける本音」と「日本人が外国人に向ける本音」は、ほぼほぼ同じという衝撃≫
【I町暮らしの七か条】2023/08/06
私達は、I町の風土や人々に好感をもって移り住んでくれる方々を出迎えたいと思っています。しかし、I町への思い込みや雰囲気だけで移り住まわれることには不安も感じています。移住者、地元民双方が「知らない、聞いてない」「こんなはずではなかった」などによる後悔や誤解からのトラブルを防ぎたいと思っています。そこで、長くI町で暮らし続けて頂くための心得や条件を「I町暮らしの七か条」として作成しました。ご理解をお願いいたします。
第1条 集落の一員である事、I町民であることを自覚してください。総人口の少ないI町ではありますが、私たちは33の集落において相互扶助を土台に安全で豊かな共同社会を目指しています。
第2条 参加、出役を求められる地域行事の多さとともに、都市にはなかった面倒さの存在を自覚し協力してください。I町の風景や生活環境の保全、祭りなどの文化の保存は、集落毎に行われる共同作業や集落独自の活動によって支えられています。共同して暮らす場を守るためにも参加協力ください。草刈り機は必需品です、回を重ね使い込むことで技術上達が図れます。このことを「面倒だ」「うっとうしい」と思う方は、I町暮らしは難しいです。
第3条 集落は小さな共同社会であり、支え合いの多くの習慣があることを理解してください。生活の基盤は集落であり、長い年月に渡って様々な行事や集まりを通して暮らしを支えてきました。
第4条 今までの自己価値観を押し付けないこと。また都会暮らしを地域に押し付けないよう心掛けてください。集落での生活は、ご近所などとの密な暮らしの日々があります。都市では見られなかったルールや仕組みもありますが、皆で折り合いを付けながら培ってきたものです。これまでの都市暮らしと違うからといって都会風を吹かさないよう心掛けてください。
第5条 プライバシーが無いと感じるお節介があること、また多くの人々の注目と品定めがなされていることを自覚してください。どのような地域でも、共同体の中に初顔の方が入ってくれば不安に感じるものであり「どんな人か、何をする人か、どうしてI町に」と品定めされることは自然です。干渉、お節介と思われるかも知れませんが、仲間入りへの愛情表現とご理解ください。
第6条 集落や地域においての、濃い人間関係を積極的に楽しむ姿勢を持ってください。 静かでのどかなI町ならではの面白さとして、ご近所や色々な出会いの中での会話を楽しんでください。
第7条 時として自然は脅威となることを自覚してください。特に大雪は暮らしに多大な影響を与えることから、ご近所の助け合いを心掛けてください。I町は2004年の豪雨災害で大きな被害を受けて以来、集落防災隊長を設置し地域防災力を高める取り組みを推進しています。また、I町には「雪で争うな、春になれば恨みだけが残る」という教えがあります。積雪時、大雪時での譲り合い、助け合いを心掛けてください。以上、共同する社会の豊かさの充実のため、ご理解ご協力ください。(2022年4月I町区長会)
(私から補足)
以上が都会からの移住者に向けた田舎(地元民)の本音「I町暮らしの七か条」ですが、ご存知の通り去年ちょっとした騒ぎになりました。炎上の理由はその本音が反感を買ったからですが、改めて読むと「田舎(日本)が都会(日本)からの移住者に求めること」と「日本(日本人)が外国からの移住者(外国人)に求めること」は同根(ほぼほぼ同じ)であることに気付かれると思います。つまりわたしたち日本人が普段から外国人移住者に向ける「本音」嫌悪・疑念が、同胞(同じ日本人)であるはずの自分達にそっくり向けられたことに動揺したからこそ、あの騒ぎになったのではないかと私は考えます。炎上したものの、その内容は端的に「地元民(万国共通)の本音」を言い表しており、今後私たちが日本国内で移住するときのみならず、外国に移住する場合の(現地民との争いを避ける)参考となる、貴重な資料と思います。
≪離婚の慰謝料等の分割払いは完済を期待できない/最初にできるだけ取る・渡すこと≫
【華原朋美、離婚した夫からの「5億円慰謝料」の支払いが止まる/毎月数十万円の分割払いだった】2023/08/04
NEWSポストセブン2023/08/03付(一部補足)
「2人は離婚時に、弁護士を間に入れて(離婚公正証書で)慰謝料を支払う取り決めをしました。その額はなんと5億円で、毎月数十万円ずつの分割払い。支払いが遅れた場合には、残金を一括で支払うという誓約も交わしています。ですが、この6月以降、振り込みが止まっているんです」──そう話すのは、華原朋美(48)の古くからの知人だ。
昨年5月、華原は当時の所属事務所「伝元」の社長・大野友洋氏(46才)と離婚した。わずか9か月で結婚生活にピリオドを打った理由は、大野氏に関する一連の“スキャンダル”だった。『週刊文春』(2022年5月19日号)が大野氏には華原が知らない結婚歴があり、子供が3人いることや、大野氏の前妻に対する“DV疑惑”を報じたのだ。「当初、華原さんは彼を必死にフォローしていました。しかし報道から4日後に一転、自身のYouTubeで“私は騙されて結婚してしまった”などと心境を吐露。どうも、大野さんは華原さんにいろんな嘘をついていたようです。華原さんは仕事のギャラを大野さんから実際より少なく伝えられていたりと、金銭的な疑惑も大きかったとか。以来、華原さんは人間不信に陥り、ひどく落ち込んでいました。心労で体調を崩した日もあったといいます」。
離婚に向けた手続きの中で進められたのが、冒頭にある慰謝料の取り決めだった。離婚に関する慰謝料は50万円から300万円が相場だという(注:財産分与の金額は含まない。慰謝料とは精神的苦痛に対する償い金のこと)。華原の場合は、さまざまな条件が重なり(注:慰謝料的財産分与も含めた金額として)5億円という金額になったようだが、それにしても5億円とは巨額だ。「振り込みがなかったため、6月に華原さんの弁護士が大野さんに連絡したところ、“来月に大きな入金があるので7月に2か月分支払います”と答えたそうです。ですが7月になっても支払いはなく、止まったまま。華原さんは“また嘘をつかれた”と肩を落としています」。
7月下旬のある日、本誌は華原を直撃したが、「6月以降、慰謝料が支払われていないのは事実です」と弱々しく答えるのみ。一方の大野氏に電話すると、「支払う気持ちはもちろんあります。先方の弁護士さんと話し合いをする予定です」と主張した。毎月数十万円の分割払いで5億円を払い終えるのは──元夫婦の闘いは続く。
(三井のリハウスHPから)
慰謝料的財産分与とは、不倫やDVなどの離婚原因を作ったほうが、慰謝料の意味を含めて行う財産分与方法です。慰謝料とは精神的苦痛を受けたことに対して相手に請求できるお金のことを指し、慰謝料的財産分与とは別々に扱う必要があります。慰謝料は金銭で支払いをするのに対して、慰謝料的財産分与は金銭以外の不動産や株式などでも支払いが可能です。また、慰謝料的財産分与は離婚が成立してから2年以内に請求する必要がありますが、慰謝料請求は離婚成立から3年がたつまで請求が認められるので、期限の違いにも注意しましょう。また、財産分与では基本的に贈与税は発生しません。ただし、妻が財産を全額受け取った場合など、一方に対してあまりにも多額の財産分与が行われた際には、贈与と見なされ、贈与税が生じる可能性があるので注意しましょう。
(私から補足)
離婚する際に養育費や慰謝料を分割払いする取り決めはよくされますが、たとえ調停/裁判や強制執行認諾文言付き公正証書による取り決めであっても、完済まで滞りなく支払われたという例はあまり聞きません。むしろ完済とは義理堅いと感心するくらいです。(そんな義理堅い人がなんで離婚原因を作ったんだろうと)。特に未成年のお子さんが居なくて養育費を考えなくてよい場合は、最初にできるだけ取って(できるだけ渡して)、ではお互いお達者で、と別れたほうが、両者にとって一番いい事が多いです。離婚をご検討の方はこの点にご留意ください。
≪サクサク宿題を片付けよう/トラブルを予想して、どう対応するか最初に決めておく≫
【清水先生のワクワク勉強法/WOOPの法則】2023/08/03
朝日新聞2023/08/02付(教育アドバイザー清水章弘氏のコラム/一部補足)
「私ならきっとできる」と思ってすぐに実行してみても、意外と思う通りには進まないものです。どうしたら決めた目標を達成しやすくできるのでしょう。米国の心理学者ガブリエル・エッティンゲンは、4つのステップを推奨しています。頭文字を集めてWOOPの法則と名付けられています。
まず、[1]願望(wish)を決めます。例えば「毎日3時間勉強したい」。
次は、[2]その結果(outcome)を決めます。例えば「(毎日3時間勉強して)次の定期テストでクラス〇番以内になる」。
そしてここからが大事で、[3]障害(obstacle)を考えます。願望を実現するにあたってネガティブな要素をリストアップするのです。例えば「(3時間勉強したくても)帰宅後に眠くなったらできない」のように、あえて失敗を想定します。
最後に、これを踏まえて、[4]計画(plan)をたてます。例えば「眠くなったら、15分の仮眠をしよう」「家だと眠くなるから、自習室で勉強して帰ろう」「どうせ眠くなるからすぐに寝て、朝早く起きて勉強しよう」等が挙げられます。
ガブリエル・エッティンゲンによると、すぐに何かを始めるのではなく、WOOPのステップを踏むことで、目標達成がしやすくなるそうです。発生すると失敗しそうな障害(トラブル)と、それを踏まえた計画(対処方法)を丁寧に考えてから実行に移し、成功体験を重ねていきましょう。
≪重要/ヤングケアは「児童虐待」に準ずる状況と捉えるべき≫
【ヤングケアラー/子どもの相談窓口を設けても相談はほとんどなし/支援があることを周知へ/愛知県大府市】2023/08/01
テレビ愛知2023/07/28付(一部補足)
本来、大人がするべき家事や家族の世話を(「お手伝い」の範疇を超えて)子どもが担う「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたちの問題を理解するための研修会が、7月28日に大府市で開かれ、51人の市民が参加しました。「両親を守っていこう。父のことを守ってあげられるのは、恐らく自分しかいない」。小学生のころ、精神疾患を患った父親の世話をした経験を話すのは、自らがヤングケアラーだった女性です。研修会では講師がヤングケアラーの問題に対処するためには、子どもに対する支援だけでなく、問題をもつ家族全体を支援することが必要だと呼びかけました(注:本人だけでなく家族全員に何らかの支援が必要と捉えることは成年後見や家庭内暴力など他の家庭問題での対応でも共通の、基本的な考え方で賛成)。
研修会を開いた大府市の担当者は「子どもたちがヤングケアラーとしての自覚がないまま、家族を思って、家事や家族の世話をしているような状況にある(注:ストックホルム症候群に近い心理状況?)ので、まずは(あなたは助けを求めていいという)気づきを促していく」。大府市では(県から委託を受けた三市の一つとして)ヤングケアラーを対象にした相談窓口を設けていますが、相談はほとんどないということで、今後、子どもを対象にしたイベントなどを通して、市がヤングケアラーの支援を行っていることを周知していきたいとしています。
(ユーザーのコメント/一部補足)
[1]自己申告制の限界。窓口だけではなく、その先の生活支援へつなげてこそ支援といえる。生活保護や介護保険等の適用外の場合は特に。官民問わず地域のたくさんのひとに関わってもらうことでその世帯の自立度を高めてこそ(孤立を防いでこそ)、子どもはヤングケアラーの立場から解放され、自分の人生を生きることができる。まずヤングケアラーを捕捉(存在を把握)することが第一歩。学校単位での聞き取り調査と行政側からのアウトリーチが急務。そして何より、(子どもが家族を介護することは当然のことじゃないと周知して)ヤングケアラーを生み出さない社会を目指すことが最重要だと思う。
[2]例えばどんな解決策があるのかを、ヤングケアラーの若者自身がわかるように提示して周知しないと、そんな精神的にも体力的に時間的にも余裕のない少年少女が、リソースを割いて相談する価値を見い出せない。
[3]知ってほしい、じゃダメでしょう。見つけに行かないと。家の外に対して信用する人がもともといない状態で、相談なんかできるわけがない。限られた人的資源で、公平性もクソもない。まず1人2人でも、実際に救ってみてほしい。
[4]知ってても「相談に行くのは恥ずかしい」「家に役所など他の人が入るのが嫌」「家族なんだから当然」で相談しない人も多い。学校や近所経由などで役所が問題に気づいて手を差し伸べても「うちは間に合ってます」と言ってしまう(問題を隠そうとする)家庭の多さ…
[5]知っても、介護に家事に自分の学業と相談しにいく時間ないのでは?
(私から補足)
上記のような辛辣なコメントが多かったです。しかし、どれも的を射ています。私はヤングケアを「新しい問題」として捉えると、たとえ市が実際に相談を受けても、自縄自縛に陥って具体的な支援に踏み出せないと思います。ヤングケアは「昔からある」肉体的・精神的・または経済的『児童虐待』の一種なんだと、行政やそのつなぎ役を自任する者(行政書士も含む)は、考えを改めるべきではないでしょうか。虐待の一種または虐待に準ずる問題と捉えれば、今まで培ってきた、虐待を把握した時のノウハウに基づいた具体的な支援ができると思います。≪ヤングケアラーの方へ≫「市役所に相談したいけれど、一人では心細い」場合、私が市役所とのつなぎをして、相談に同席しますので、ご遠慮なくお電話(0562-46-4467)ください。(もちろん無料です)。
≪土用の丑/鰻にありつけましたか≫
【特大育つ?養殖ウナギに“革命”】2023/07/31
テレビ朝日2023/07/29付
30日は「土用の丑(うし)の日」。(愛知県西尾市の)一色うなぎ漁業協同組合によると、養殖に欠かせないシラスウナギの不漁で、今年は市場価格が去年に比べて1割ほど高くなっているとのこと。
今、一色うなぎ漁協で行われている取り組み、それは。一色うなぎ漁業協同組合/渡辺さん「この『大豆イソフラボン(胚芽)』を餌に混ぜて与えることで、身の大きな雌(メス)に変わりやすくなる」。一色漁協によると、「大豆イソフラボン」には女性ホルモンと似た作用があり、混ぜたエサを食べることで、ほとんどのシラスウナギが雌に成長するといいます。「雌になると身の質が雄に比べてやわらかい。しかも雌の方が雄よりも大きいので食べる部分が多くなる」。
一色産も含め市販の一般的な雌のサイズが250グラム。現在一色ではまだ実用段階ではないものの、400グラムの特大ウナギに育てることを目指し、研究しています。一色うなぎ漁協のこの取り組み。食卓に届くのはまだ先とのことですが。「大型のウナギなので市場の需要をしっかり確認して、販売形態を考えて対応していきたい」。
(私から補足)
鰻にありつこうと私が先日楽天を検索して驚いたのが、中国産の特大鰻のかば焼き一尾400グラム2000円という商品でした。サイズ・値段とも圧倒的に大きくて安いので、すわ買い物かごに入れました。しかし何か特別な餌…成長ホルモンではないかとにわかに不安になり結局見送ったのですが、その中国産は分かりませんが一色では成長ホルモンと似た効果がある安全な大豆粉(胚芽)を与えて大きく育てる取り組みが始まっているとのこと。安心安全な国産特大鰻が手頃な値段で年中食べられるようになって欲しいと思います。
(うなぎについて一つ雑学を)
最近異世界モノの漫画等で大活躍の文豪/太宰治も、鰻が好きでした。今から90年前の昭和の初期はお頭付きでかば焼きにしていたそうで、うなぎ屋で太宰の連れがお頭をガブリとしたところ、釣り針が付いたままで、お連れさんは七転八倒、太宰はその様子に吹き出した上「釣り針が付いているということはここのウナギは天然モノと言うことじゃないか」と手を打って喜んだという逸話があります。昭和の初期から鰻はすでに天然物は貴重で養殖が盛んでした(もちろん養殖物の方が安価でした。太宰の行きつけはリーズナブルに天然物を出していたことになります)。翻って令和の世では天然物は無きに等しく、養殖物も資源の枯渇が叫ばれて久しいです。1世紀後はどうなっているのやら。絶滅した「文献上の食べ物」ではなく、皆おいしく鰻重を食べれているといいのですが。
≪金利も情報も市場もコントロール/日銀恐るべし≫
【日銀の決定を受けて円・株ともに乱高下】2023/07/28
東京マーケットダイジェスト2023/07/28付
[1]ドル円は乱高下。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えてしばらくは138円台後半から139円台半ばでの神経質な値動きが続いた。12時30分前後に日銀が「10年物国債金利について1.0%の利回りでの指値オペを行う」と、長短金利操作(イールドカーブコントロール/YCC)の柔軟な運用を決定(事実上の「修正」)すると、事前報道通りだったこともあり、(むしろ円安に振れて)発表直後には一時141.07円まで急伸した。ただ、新発10年物国債利回りが一時0.575%前後まで上昇すると一転して戻り売りが優勢となり、一時138.07円まで売り込まれた。一方、売り一巡後は植田総裁の会見を見極めたいとの見方もあり139円台前半まで切り返すなど乱高下となった。
[2]日経平均株価は反落。日銀の金融政策発表を前に警戒売りが持ち込まれた。日銀がYCCの柔軟化を決定すると、事前報道通りだったこともあり一時的に買い戻しが入ったが、外国為替市場で円買いが優勢となると株式市場もつれ安となり、指数は一時850円超下落した。ただ、引けにかけては急速に下げ渋るなど荒い値動きとなった。
[3]債券先物相場は3営業日ぶりに反落。日銀がYCC運用方法を変更したことで債券売りが活発化し、一時146.79円まで急落した。一方、事前報道通りだったこともあり一巡後は押し目買いから下げ幅を縮めた。
(植田日銀総裁発言/抄)
「YCC柔軟化で国債買い入れが減るかは分からない」「YCCの運用柔軟化、金融緩和の持続性を高め物価目標実現に資する措置」「為替をターゲットにしていない」「緩和の副作用について、今回は為替市場のボラティリティ(変動幅)も含め考えている」「金融市場のボラティリティを抑える」「長期金利、0.5%を上回って推移することもある」「(長期金利の形成を市場に委ねるかとの質問に)程度の問題はあるがイエスだ」「10年金利、1%への上昇は想定していないが念のための上限として1%とした」「1%を超えて金利が上昇しないように連続指値オペを実施する」「基調的な物価2%へ距離があるとの判断は変えていない」
(私から補足)
YCCは事実上0.5⇒1.0に修整され、株・為替とも乱高下したものの、(今のところ)前回2022年末の修正の時のような大相場とまではならなかった模様です。今回、日銀は日経新聞に少なくとも2回(最初の副総裁の7/7のインタビュー記事を入れれば3回)情報をリークしてサプライズを防止し、大相場にしませんでした。金利も情報も市場までコントロールした手腕に舌を巻く人も多い様子でした。
≪テーマは「いのち、ありがとう」から「いのち、ください」へ≫
【「大阪万博の工事、残業規制適用外に」作業遅れ万博協会が政府に要請】2023/07/28
日本経済新聞2023/07/27(抄)
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運営主体・日本国際博覧会協会(万博協会)の幹部が、来春に予定される建設業界に対する時間外労働の上限規制(労働基準法の改正)を万博工事には適用しないよう政府に要請したことが27日、分かった。海外パビリオンなどの準備作業が遅れるなか、協会は人手不足が懸念される「24年問題」への対応が不可欠と判断した。関係者が明らかにした。
(ユーザーのコメント)
[1]万博のキャラは、人の命をすすって生きるミャクミャク様というモンスターでしたっけ?大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」名実共に人の命を吸って輝くわけですね。
[2]そんな、法律をイベント都合で変えて良いの?何の為の法律で、だれを守る為にあるの?都合の良い解釈する協会の考えはおかしすぎる。
[3]HAHAHA、なぜそんなバカな要請が通ると思った?言うだけ言ってみただけだよね?まさか通るわけない、よな…?
[4]残業させたいんで法律曲げろ?残業せず3交代制、4交代制で24時間回せばいいじゃない。人手不足?正当な賃金を積めば集まるでしょ。
(私から補足)
「行政(大阪市及び万博協会)から行政(政府)に対して要請があった」という報道があった場合は、寝耳に水と言うことはあまりなく、すでに十分な折衝が行われた後、最終的な観測気球として意図的に報道機関にリークということが多いので、世論や与野党の猛反発でもない限りは、この無法な要請も通る可能性が高いと私は見ます。先日私が無理筋と紹介したカナダの要請も、カナダ独自の見解ではなくて、協会側からこう言ってほしいと要請を受けての発言、つまり外国使節を使った協会の観測気球であった可能性さえ出てきました。
≪爽やかな会見/ここはまだ頂きにあらず≫
【井上尚弥/試合後の舞台裏告白/4団体統一4階級制覇の快挙】2023/07/27
THE ANSWER 2023/07/26付
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)が26日、4階級制覇から一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでスティーブン・フルトン(米国)に8回1分14秒TKO勝ち。世界2人目の4団体統一と4階級制覇の両方を達成した。試合後は相手に敬意が見られず「ふざけんなよ(笑)」と告白。足を踏まれたラフプレーにも「わざとでしょうね」と明かした。
井上は傷一つない爽やかな顔で会見。試合後に初めて一睡もせず一夜を明かし、「アドレナリンが出ている。それだけ想いがデカかった」と振り返った。ただ、試合直後にリングでフルトンと健闘を称え合おうとしたが、「フルトンには最後までシカトされていた」と告白。冗談っぽく笑いながらではあるが、敬意のない相手にチクリと言及した。「(試合後に)リング上でも目も合わせてくれない。こっちは『もういいや』って(笑)。控室で村田諒太さんと喋っていたんですけど、前を通ったので呼び止めたら『しょうがねぇなぁ』みたいな感じで握手しました。(自身は)ふざけんなよって(笑)。何が気に食わなかったのかな」。
井上が勝利したが、前夜に会場にあった2団体の実物のベルトはフルトンの所有物。後日、井上には新たなベルトが贈られる。通例では試合後の会見と、一夜明け会見では、前王者のベルトを借りて臨むが、試合後の会見からベルトはなく、すぐに相手陣営が回収したという。井上は「まぁそんな人たちなのかな」と呆れた様子ながら受け流し、最強王者として度量の大きさを見せた。
さらに試合中はフルトンに足を踏まれる場面も。通常、右構えの選手とサウスポーの試合なら互いの距離感が詰まり、前に置く足がぶつかることもある。しかし、今回は右構え同士のため珍しい。「(右構えに)今まで足を踏まれたことはない。何回か踏まれたけど、レフェリーも1回しか注意してくれなかった。踏まれると集中力が1回切れるんですよ。踏まれた時につま先にグッと来ていたので、わざとでしょうね。ああいうのは練習しないとできないと思う。接近したとしても(つま先が通常と)角度が違って、異様に斜めに来ていた。1ラウンド目に躓いて、サウスポーとやっているような感覚でした」。一方、実力については「ディフェンスはうまかったですよ。ここまで駆け引きした試合は初めてじゃないか」と称賛。「ああいう試合はしたことがなかった。あそこまでの技術で対抗してくる選手がいなかったので。だから、今まで試合での成長がなかった。本当にいい経験だった」と振り返った。
カネロことサウル・アルバレス(メキシコ)に次ぐ世界2人目の4団体統一と4階級制覇を達成した。しかし、4階級制覇には「そういえば」と試合後に気づいたほど意識なし。帰りの道中、いとこの浩樹と話している時に思い出したという。「4階級制覇についてはあまり特にない。とにかく打倒フルトンだった。そういえばという感じ」と快挙にも事もなげに語った。なお、観戦に駆けつけたWBAスーパー&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)とリング上で年内の4団体統一戦の実現を約束。今後については「4団体統一しても留まると思う」と当面はスーパーバンタム級で戦うという。
(ユーザーのコメント)
[1]足を踏まれてから、長谷部穂積は負けてスランプになった。踏まれなきゃ、あのパンチが当たってなく、避けれたはずと今でも思います。頭突きで負けた拳四朗の例もあるし、反則はもっと厳しくするべき。
[2]フルトンの左足位置は、いつもあの位置で戦ってるわけではなくて、井上選手の踏み込みの邪魔になるように、今回はかなり意図的にクロスさせて、なおかつ足が当たりやすいようにスタンスも広めにしていた。対井上対策の一環だったと思います。実際、足もよく踏んでいたし、井上選手が踏み込もうとして足が引っ掛かってつんのめるようなシーンもあった。当たり前だけど本気で勝つ気で来てるのが伝わってきた。試合直後のフルトンは、なかなか帰ろうとせずリングを歩き回って、かといって、王者のところへ寄って健闘を称えるような雰囲気もまるでなかった。本気で勝ちにきていた分、負けてしまった事実をなかなか受け容れ難く、気持ちを整理できずにいるようにも見えました。
[3]井上がダウン後コーナーポストに登ったでしょ。あれフルトンはもう立ってこないと、それだけ感触があったんですよ。でも振り返ると立ち上がってきた。急いでまた戦闘モードになってた。あそこはフルトンに拍手も出たしほんのちょっと階級という部分が出たのかなとは思う。
[4]日本では敗者にリングインタビューがないことを知らずに、KO負けにもかかわらず律儀に待ってたフルトンに敬意を表したいです。
≪大事なもの/二つとないもの/簡単にポイ?≫
【Twitter“ロゴ変更騒動”の裏で49年前の名作アニメがバズった理由】2023/07/26
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2307/25/news168.html
IT MEDIA NEWS 2023/07/25付
Twitterの「X」移行でトレードマークの青い鳥の去就に注目が集まる中、名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」の公式TwitterアカウントのつぶやきがTwitterユーザーの共感を呼んでいる。
イーロン・マスク氏は7月22日「Twitterブランドに別れを告げ、段階的に全ての鳥たちにも別れを告げるだろう」とツイート。24日(現地時間)には公式アカウント(@Twitter)のアカウント名とプロフィール画像が「X」に変わった。トレードマークであった青い鳥を惜しむ声が上がる中、ハイジの公式Twitterアカウントは「青い鳥が飛び立つのはまだ先のはず…」とツイート。青い鳥に頬を寄せるハイジの画像を添えた。ハイジに登場する青い鳥といえば、いつもハイジを起こしてくれていた仲良しの小鳥「ピッチー」。しかしある朝からピッチーは姿を見せなくなり、山で見つけて呼んでもハイジの元に来なくなってしまう。泣き出したハイジにおじいさんは、鳥たちが南へ渡る季節が来たことを伝えた…。
いなくなってしまうTwitterの鳥をピッチーになぞらえたツイートは4万4000を超える「いいね」を集め、ハイジ公式アカウント開設以来の「初バズり」となった。同アカウントを運営するサンクリエート(東京都)によると「ピッチーのことを覚えていた方も多かったようです」。その後も青い「X」を抱えて当惑するハイジの画像や、たくさんの青い鳥(とX)に囲まれるハイジの画像をツイート。青い鳥との別れを惜しんでいる。
「アルプスの少女ハイジ」は、スイスの作家ヨハンナ・シュピーリの小説を原作とするアニメ作品。1974年にフジテレビ系列「カルピスまんが劇場」で放送し、当時の子どもたちの人気を集めた。総監督として故・高畑勲さん、キャラクターデザインに宮崎駿さんら、後にスタジオジブリを設立するメンバーが参加していたことでも知られる。ハイジの人気は放送から半世紀近くが経過しても衰えを知らず、近年では日産自動車「低燃費少女ハイジ」やトライグループ「教えて!トライさん」など企業CMにパロディとして登場。現在は阪神タイガースとコラボして「アルプススタンドの少女ハイジ」を務めている。
≪売買契約/トラブルを避けるには「基本に忠実に」≫
【店の処分品をめぐりトラブル/賞味期限切れと明示も「信用問題だ」とクレーム/着払いで一方的な返品】2023/07/23
HTBニュース 2023/07/10付(一部補足)
北海道の長万部町にあるカラフルな建物。ドライブの休憩所やお土産も買える場所として人気のお菓子屋さんで、店の処分品をめぐって、あるトラブルが起きました。先月28日、賞味期限切れや期限間近の商品を格安で販売する「処分品コーナー」でお菓子を買った女性客から、翌日、店に電話がかかってきたそうです。「あなたの会社は賞味期限切れの商品を売って、これは信用問題だ」「あなたとは話にならない、商品は返品するわ」。その後、商品は着払いで返品されたそうです。着払いの送料690円は店側の負担になりました(返金までは求めなかったとのこと)。
勿論、店側は処分品であることが分かるよう値札には賞味期限が切れていることや「めちゃめちゃ激安にしました!」などとはっきり書いたうえで、通常の半額、263円でお菓子を販売していました。今回のトラブルを受けて店側は、値札を「毒々しい見た目」に変えて処分品であることをよりわかりやすくアピール。会計のときには必ず、賞味期限について説明し、再発防止を心がけていくといいます。「自分たちはちゃんと表現しているつもりでも、お客さんには十分伝わっていないんだなと実感しましたので、さらに工夫していく」。
(私から補足/契約不適合責任と免責)
トラブルを避けるには、売買は契約という根本に立ち返ることが重要です。一見効率は良くなくても、[1]売り場で見切り品と明示の上、[2]レジでも「これは見切り品で、万が一傷んでいても返品できないのですが、よろしいでしょうか」と重要事項を説明し、[3]レシート(領収書)には「見切品半額/返品不可」と印字し、[4]店の控えにも「□ レシートに見切り品と表示あるものは返品不可と了解しました」と印字して、その場で□にチェックを打ってもらう方が良いと思います。[1][2][3][4]このように懇切丁寧を尽くしてそれでも返品があった場合にはじめて「受取辞退」すべきだと思います。お店・お客、双方ともに矜持(きょうじ/プライド)と相手への尊敬(リスペクト)を忘れないで欲しいと思います。
≪「消耗部品」という盲点/中古品は購入前に保証期間と交換時期を確認≫
【「テスラのバッテリー交換、約230万の請求」突然の不具合にオーナー困惑、愛車とは泣く泣く別れ】2023/07/22
ENCOUNT 2023/07/21付(一部補足)
電気自動車(EV)テスラのバッテリー交換で約230万円の見積りが来たという日本人オーナーの投稿が大きな話題になっている。「認定中古車を購入して3年たち、車検も受けて何も問題なく乗ってましたが、いきなりバッテリー不具合になり充電が出来なくなり、230万払って交換するしか方法がないと言われてます。EVの中古検討中の方注意が必要です!」約150万件の閲覧回数を記録し「デカすぎる出費」「ヒョイって払える修理代じゃない」「桁が違うな」「車買えるやん」などの声が次々と寄せられた。
この日本人オーナーが中古のテスラ「モデルS-P85」を購入したのは、2019年10月だった。価格は諸経費込みで約620万円だった。3年8か月、大切に乗り続けてきたが、ある日「バッテリーの充電容量が低下しています」のアラートが表示される不具合に見舞われた。充電が減ってきたため、充電しようとしたが、全くできない。「おかしいなと思い、テスラの(カスタマー)サービスにメールで連絡したところ、返答が『バッテリー不具合(寿命)のため、230万で直せます(交換できます)。バッテリーを注文してもよろしいですか?』といきなり来まして」。手続きはスマホ1台で行えるテスラとはいえ「230万をすごく簡単に、2万3000円くらいの感覚で言うなと思いました」と、さすがに驚きを隠せなかったという。そして「サービスに電話すると、保証も切れているので直すか売るかしかない、と言われました」。
保証については「初年度登録から8年または(走行)距離なので、あなたの車は2014年なので切れてしまっています。認定中古車は2年保証なのでそちらも切れているので自費になります」と説明を受けた。売却か、230万円を払ってのバッテリー交換か。「少し前まで全く問題なく動いていた車で、車検も3月に受けたばかり。まだまだ乗ろうと思っていたのですが、まさかその2択しかないとは思いませんでした。修理に20~30万かかりますとかなら分かるのですが、乗るなら230万の選択1本なので困りました」と、ぼう然となった。バッテリーが壊れた原因も分からず、状況を改善することすらできない。「残り100キロの充電量で、どこも行けない状態。置いていても充電は無くなるので、早急に決断しないといけない状態でした」。悩んだ末、下した決断は売却だった。最初はテスラに相談した。「テスラに下取り査定したらバッテリー直していない状況では買取できない、と言われました。買取するならまずはバッテリーを230万で直した後、90万でなら買い取りますと。乗らない車を誰が230万で直してわざわざテスラに売るねんとなりましたよ」。
続いては、中古車買取業者をあたった。「中古買取会社に査定を出したら、バッテリー不具合(交換)を了承して80万で買取を出してくれたのでそちらに出しました。なのでいきなり車がなくなりました」。保証期間は昨年11月に切れていた。そのときに不具合が起これば、バッテリー交換は無料だった。しかし、不具合がないのであれば、交換は難しい。8年という保証は他メーカーに比べても短くはない(注:EVバッテリーの寿命/交換時期が大体8年?)が、バッテリーはなくてはならないもの。「中古で5年落ちを買って3年後に壊れたら230万。壊れなかったらラッキーなので毎日アラートが出ないことを祈るしかないですね」と、やり場のない気持ちをにじませた。
(ユーザーのコメント/一部補足)
[1]EVは構造上、このようなことになってしまう。充電池は消耗品で(スマホなどと同じで充電を繰り返せば摩滅して)ある時を境に作動しなくなる。その際は、記事にあるように全交換しかない。EVを検討してる人は、ちゃんと理解して購入しないと、現状のEVではこのようなことは普通に起きます。
[2]結局内燃機関のほうがコスト、環境面で優れていると言わざるを得ない。230万円のバッテリーを作るのにどのくらいのCO2を使ったか比較すべき内容は多岐にわたる。化石燃料からの脱却は克服すべき課題だが、高効率で環境の影響が少ない機関の開発(さらなる技術革新)が重要だ。
[3]保証が切れて1年足らずで…「テスラタイマー」やね(注:かつてゲーム機のPS3初期型が保証期間が終わった頃に壊れる現象をソニータイマーと揶揄された)。スマートフォンなんかも同じだけどバッテリーは経年劣化で可使容量は減っていくし、仕方ないと言えば仕方ないし、これからの車の形ではあるんだろう。新車から保証期間内だけ乗って、乗り継いでいく。古いクルマはスクラップにして新しいクルマの材料に。果たして環境に良いのかどうか。
≪来週大相場が来る?/投資をされている方は要警戒≫
【7月28日の日銀の金融政策決定会合でYCC(イールドカーブ・コントロール)が修正される可能性】2023/07/20
ヤフーニュース2023/07/15付(一部補足)
次回7月27、28日の日銀金融政策決定会合では、展望レポートが発表されるが、ここで物価の見通しを引き上げることが予想される。またそれにタイミングを合わせ、YCCの修正が入る可能性がある。
FRB(米国の中央銀行理事会のこと)は6月に利上げを見送ったものの、FRB理事の発言などから今後さらに数度の利上げを行う(または政策金利を長期間高いまま据え置く)可能性が高まってきた。これを受けて米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から再び円安が進んだ。6月30日にドル円は一時145円台を付け、介入警戒も出てきた。それとともに「動かない日銀」に対しての批判も強まりつつあった。
そんな最中(さなか)に日銀の金融政策を決めるにあたってのキーマンともいうべき内田副総裁による(日本経済新聞社の)インタビュー記事が7月7日に出てきた。7月10日には日銀支店長会議も控えているタイミングでの、このインタビューは何かしらの意図の元に出したものであろうことが窺える(いわゆる観測気球)。内田副総裁は、当面はYCCを続けていくと強調。早期のYCC解除を望む市場関係者には、一見やっぱりかと失望させるものであった。ただし注意すべきは「当面はYCCを続けていく」と強調したということ、つまりYCCの解除は行わないものの、修正については言及しなかった点である。
また「イールドカーブがスムーズになっているのは事実。ただ、コントロールしている以上、市場機能に影響を与えていることは強く認識している。いかにうまく金融緩和を継続するかという観点からバランスをとって判断していきたい」との発言もあった。これは、YCCが市場機能に悪影響を与えていることを日銀も憂慮しており、それへの対応も熟慮しているとも読めるものであった。このバランスという言葉をどう取るべきか。マイナス金利政策の解除とイールドカーブコントロールの修正・解除については切り離して考えるということを示している可能性もある。つまりこの内田副総裁の発言は、7月28日のYCC修正の可能性まで否定したものではない。
植田総裁も以前に指摘していたが、イールドカーブコントロールの修正・解除については(前回の修正の時のように唐突に発表すると)サプライズとなり大相場になってしまうことが避けられない。そこで、日銀はサプライズになることを避け、市場にあらかじめ織り込ませようと、先の観測気球を揚げた可能性が高いとみる。ただしこれはあくまで憶測であり、28日の金融政策決定会合で本当にYCCの修正が入るのかどうかは決定会合次第ではある。それでも長期金利コントロールのゾーンを±0.5%からたとえば±1.0%へのレンジ拡大を決定する可能性は十分ありうるとみている。
(私から補足)
『前回のイールドカーブコントロールの修正は2022年12月20日の日銀政策決定会合で発表された。長期金利の変動幅をそれまでの±0.25%程度から±0.5%程度へ拡大した。これを受けて(事前情報がなかったのでサプライズとなり)、12月20日の日本の10年国債の利回りは一時0.46%まで上昇、日経平均株価の終値は前日比669.61円安、ドル円相場は137円台から130円台へと約7円の円高に振れた(大相場となった)。(以上三井住友信託銀行のHP)』との由。さて上の記事の通り、ドル円相場は一時145円まで再上昇したところ、日銀副総裁の「次回の会合でYCC修正するかも」との観測気球が出て137円台まで一気に下落、そこへ(上の記事が出た後)植田総裁がイールドカーブコントロールは「やっぱり次回ノータッチかもしれない」旨を示唆して2023年7月20日現在、1ドル139円台まで再上昇しており、7月28日に日銀がYCCに「本当にノータッチ」の場合は、政府が為替介入を検討する水準(1ドル145円以上?)まで円安に振れるかもしれません。一方もしYCCを「観測気球の通りやっぱり修正」した場合は、(植田発言により修正観測が後退して139円台まで再上昇しているのでサプライズとなり)再び大きく円高に振れる可能性があり(1ドル130円程?)、来週末は『どちらに転んでも大相場』になる可能性があるとのこと。投資をたしなむ方はどうかお気をつけて。私としては円高に振れてマックが少しでも安くなってほしい(折しも今日からマック値上げとの報道がありました)と思います。
≪店員を怒鳴る客・客を嘲笑する店員/どちらも残念ながら存在、他山の石(反面教師)にしよう≫
【汗をかいて働くたこ焼き屋店員に「プロ失格」「非常に不愉快」客から苦情DM/公開反論した店の考え】2023/07/18
J-CAST 2023/07/13付(一部補足)
「たこ焼きは美味しかったですが、しんどそうに働いておられる姿は非常に不愉快に感じました」。そんなクレームが届いたと、大阪市のたこ焼き店が苦言を呈した。同店に寄せられたこのクレームには(発信者に対して)批判的な声が相次いでいる。
同店公式ツイッターは7月11日、利用客の以下のようなメッセージを紹介した。「突然のDM失礼します。これは誹謗中傷ではありません。貴方の為を思って言わせていただきます。昨日の夕方に買いに行かせていただきましたが、滝のような汗をかいてました。命を削ってまで働く必要はありますか?しんどそうに働いておられる姿は非常に不愉快に感じました。プロならどれだけ暑くても汗ひとつかかず涼しげな顔で働くべきです。それが出来ないならプロ失格です。お辞め下さい」。この「誹謗中傷ではありません」とするメッセージに対し、店側は「この言葉を使えば誹謗中傷にならないと言う考え方が間違っています」と反論。誹謗中傷かどうか判断するのは(発信者ではなく)受け手だとの考えを示した。また、店の主張に賛同するSNSの声に対して「大変有難いです」と感謝を伝えた。
(私から補足)
店員で憂さを晴らす客も、客で憂さを晴らす店員も、残念ながら、どちらも確実に居ますし、私もどちらにも遭遇したことがあります。どちらも自身の現状や未来に不満や不安のある人が、自己顕示欲と承認欲求から起す迷惑行為に過ぎません。唯一の対策は同じ土俵で戦おうとしないこと、挑発に乗らず相手にしないことです(恨みを買うとストーカーと化す場合があります。その意味で今回のたこ焼き店の実力行使は多少の危うさがあります)。同じ土俵に上がってトラブルになってしまったという場合は、お早めに弁護士か行政書士に警察の手続き(被害届/告訴告発等)をご相談ください。
≪もう待ったなし!拘泥せず計画変更を/極楽願わんより地獄作るな(最善の案に拘って最悪の事態を招くなかれ)≫2023/07/17(07/18加筆)
1【申請ゼロの大阪万博「海外パビリオン」万博協会が建設代行へ/参加国に提案】
読売新聞2023/07/10付(一部補足)
2025年大阪・関西万博で、海外のパビリオンの建設準備が遅れている問題を巡り、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、パビリオンの建設を代行することを参加国・地域に提案したことがわかった。デザインは簡素化し、工期の短縮を目指す。8月末までに応じるかどうかの回答を求めている。(注:要は年末までに着工しないと開幕に間に合わないので、8月末までに日本の建設会社と契約してほしい。できないなら協会が建てて代金はあとで請求しますがよろしいですかと言うこと)。
参加国・地域が独自に建設する約50のパビリオンを巡っては、建築資材の高騰や人手不足で国内の建設業者との契約が進まず、大阪市に建築許可を申請したのは10日午前時点で「ゼロ」となっている。関係者によると、万博協会は7日に参加国・地域向けの説明会をオンラインで開催し、協会が代わりにパビリオンを建設することを提案。外観のデザイン案は簡素なものを複数示し、建設業者は責任を持って確保するとした。なお建設費は参加国側に負担を求める方向だ。
海外パビリオンは会場中心部に配置され、多彩なデザインが万博の売りの一つだが、建設業界からは「難工事になる恐れがあり、請け負いにくい」との声が上がっていた。海外パビリオンの建設準備の遅れは、政府も課題だと認識しており、参加国・地域に対して外交ルートを通じてデザインの簡素化や予算の増額を要請。6月下旬には、ゼネコン各社でつくる日本建設業連合会(東京)など建設関連団体に受注への協力を文書で求め「建設が開幕までに間に合わない場合には、万博が成立しなくなることが危惧される」と指摘していた。
2【海外パビリオン遅れ、大手ゼネコン「いくらお金もらっても出来ない」万博協会は道筋示せず】
読売新聞2023/07/14付(一部補足)
2025年大阪・関西万博に出展する海外パビリオンの建設準備が遅れている問題を受け、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が初めて開いた13日の記者会見。石毛博行事務総長は年末までに着工すれば開幕には間に合うとの認識を示したものの、具体的な道筋は示せず、万博協会の対応の鈍さが浮き彫りになった。
「あらゆる機会を使って、準備を急ぐように口を酸っぱくして申し上げてきたが、参加国は動きづらかったのではないか」石毛氏は、準備が遅れている理由について、ドバイ万博の影響を挙げた。ドバイ万博は当初、2020年10月20日~21年4月10日の予定だったが、コロナ禍の影響で21年10月1日~22年3月31日に延期された。石毛氏は「万博と万博の間は通常4年半設けられているが、元々暑さ対策で半年遅れの日程で計画されていた上、1年延期されたことが響いた」と説明した。また、ドバイ万博では、会期の終了後も使用する建物があったが、大阪・関西万博では終了後に撤去する仮設の建物を建てることになっており、「参加国の中には、(仮設だから)準備が短い時間で済むと思っていた(勘違いしていた)関係者がいたのかもしれない」とも述べた。
現在、万博協会は準備が遅れている参加国・地域に対し、デザインの簡素化や(各国が負担する)予算の増額を提案しているが、石毛氏は「そういう案を出さないといけなくなったのは残念」との認識を示した。その上で「参加国がどのようなパビリオンにするのか納得してもらいながら、線を引いて決めていく必要がある。しっかり支援していきたい」と述べた。一方、国内の建設事業者に対しては、大阪で久しぶりに開かれる万博であることを踏まえ「チャンスと捉えて、積極的に参加してもらいたい」と呼びかけた。ただ、大手ゼネコンの幹部は「もはやいくらお金をもらっても出来ないことは出来ない」と話す。来年4月には、労働基準法の改正で建設業の時間外労働規制が強化される(注:人手不足の上、残業が制限され納期に間に合わない)。石毛氏は「建設事業者の環境がもっといいものになるようにしていきたい」と述べたが、具体案は示さず、建設業界が抱える危機意識とは大きな隔たりを見せた。(注:つまり資材高騰・人工島軟弱地盤の難工事・人手不足・労働基準法改正で残業制限の4重苦)。
3【万博の海外パビリオン準備遅れ/カナダ政府代表が大阪市と意見交換】
読売新聞2023/07/15付
2025年大阪・関西万博に出展するカナダのローリー・ピーターズ政府代表らが14日、大阪市役所を訪れ、高橋徹副市長と、資材高騰などで準備の遅れが懸念されている海外パビリオンについて意見交換した。ピーターズ政府代表は、パビリオン建設について「(カナダも)予算が限られ、スケジュールもタイトだ」との認識を示したうえで、労働基準法の改正で来年度から建設業の残業時間に罰則付きの上限規制が設けられることについて、「万博の建設では(残業を)例外的に認めるなど、柔軟に対応してほしい」と求めた。高橋副市長は、「国もしっかり把握している。すばらしいパビリオンが完成するよう(法的に)可能な限り協力したい」と述べた。(注:日本は法治国家でありカナダの要請は無理筋。「外国の無理解」が加わって5重苦)。
(私から補足)
「愛・地球博」も開幕までに間に合わないパビリオンがある等、綱渡りの運営だったと記憶しています。しかし、今度の大阪万博は間に合うパビリオンの方が少ない可能性があるとの由。私も立ちくらむような失望を覚えました。(わが国が法治国家であることを理解していないカナダにも失望しました。人治国家の隣国と混同してはいないかと)。さて、大阪市と万博協会は、パビリオンについて、各国が各自で日本の建設会社と契約の上、市の仮設建築物許可を取って建てる「タイプA」を諦め、パビリオンの建設を協会が代行して後から建設費を請求する「タイプB」で行くつもりのようです。しかし日本の建設業界は大手も含め皆渋い顔をしているとのこと。最後はすべて取り壊すうえに、資材高騰と人手不足で納期に間に合わないかもしれないほどに規模の大きい建物を、50個も無理に建てる必要があるのでしょうか。よしんば建てることが可能だとしても「その国専用の建物=パビリオン」を建てる「タイプA」「タイプB」に拘らず、(本来は自力でパビリオンを建てることが難しい途上国用に)一つの建物を複数の国に共用してもらい区画(ブース)を割り当てる「タイプC」で行くことも検討すべきではと思います。建物を共用することに各国(元々のタイプA国)の異議が無いなら、いっそ府内の既存の施設で分離開催してもいいのではとさえ思います。(例えば府内10か所で分離開催し1会場1回入場可として、各ゲートで共通チケットにスタンプか刻印を押す。どうしても専用のパビリオンを建てるんだという奇特な国のみ夢洲会場に集めればよい)。どちらにせよ、もう制限時間いっぱい/待ったなし!協会が音頭を取って、記者会見時のどこか他人事のようにではなく主体的にうまくまとめてほしいと思います。
≪SDGs/取りすぎ注意!自然相手の商売は自然との対話が大事≫
1【サンマからイワシへ、水産庁が「魚種転換」のすすめ/海洋環境変化で】2023/07/15
朝日新聞デジタル2023/06/08付(抄)
サンマなどの不漁が深刻化する一方、マイワシのように漁獲量が増えている魚種もあるとして、水産庁は7日、漁業者にとる魚の種類を変えることや養殖業への参入を促す方針を示した。「海洋環境の変化に対応した漁業についての報告書」に盛り込んだ。海水温の上昇などによる影響について、サンマやスルメイカ、サケ、マダラ、ズワイガニの資源量や漁獲量が激減し、逆にマイワシやブリの漁獲量は増えていると指摘。対策として、水産庁は漁業者に魚種や漁法を転換することを勧める。具体的には、サンマ船によるイワシ漁や、サケの定置網漁から養殖への移行を挙げる。こうした漁法の転換などに必要な費用について、水産庁は補助金の拡大などを検討している。「獲れる魚を獲ってその市場価値を上げていく」との方針も示された。このほか、魚種の変化に合わせた流通や水産加工業の転換についても支援する考えだ。
2【シャインマスカット「実が付かない!」農家悲鳴/原因不明/各地で発生、山梨県が調査へ】
読売新聞2023/07/15付(一部補足)
高級ブドウの人気品種「シャインマスカット」で、花が正常に咲かない「未開花症」が各地で発生し、実がうまく付かないため主産地の山梨県や長野県の農家らが対応に苦慮している。農林水産省の調査では、これまで全国30地域で発生が確認されているが、原因は分かっていない(注:ユーザーのコメント参照)。山梨県は被害の拡大を受け、発生原因の調査に乗り出した。
「シャインマスカットは主力作物だけに、気が気でない。早く対処法を見つけてほしい」。ブドウ畑が一面に広がる同県甲州市。観光農園を営む男性は、先端の実が小さいままの房を手に切実な声を上げる。未開花症とは、開花時につぼみを覆う茶色の花冠が外れず、花がうまく咲かない症状。農水省が4月に実施したアンケートでは、作付けされている46都道府県のうち東北から九州にかけての30地域で、過去に未開花症が発生していた。山梨県では2021年、農家から約200件の被害報告があり、この観光農園でも19年以降は毎年確認され、今年も約100房に上った。未開花症に見舞われた実は形が悪く味も薄いため販売できず、干しぶどうなどの加工品に回るという。果樹園芸科がある県立高校の農場でも5月下旬、約2割の房に未開花症が見つかった。3年ほど前に確認された時はごく一部だったといい、教諭は「今年の発生数は格段に多い」と話す。同校では、生徒らが症状の出た房と出ていない房の成長を観察し、収穫時期になれば品質調査も行う予定だという。
一方長野県では2015年頃から発生報告があり、県によると、多い年には100件以上確認された。今年は同県須坂市などで確認されている。事態を受け、農水省は山梨など5県の農業試験場に調査を委託し、実態把握と原因究明に乗り出した。山梨県も今年から独自に、無料通信アプリLINEを使って農家から写真や被害が出た地域、被害状況などの情報を送ってもらい、発生原因の解明を進めている。まだ県全体の生産に影響するほどではないというが、県農政部の担当者は「シャインマスカットは人気が高く、今や山梨の果物の柱。農家に安心して栽培してもらうためにも、早急に原因を解明したい」とする。
(ユーザーのコメント)
[1]未開花症になる理由は、ブドウ農家なら全員知ってる。儲かるから房数を多く成らせすぎだし、デカく作りすぎて、木に負担がかかってるから。あと、糖度が来ないからとか、時期をずらしたいからといって、ずっと木に付けたり。収穫してからが貯蔵養分を蓄える時期なのに、なんぼでも房を成らせたり、ずっと付けたら、来年どうなるか分かるだろうに。芽吹から開花は貯蔵養分が左右するなんてブドウ栽培してりゃ当然の常識。つまり前年に問題がある。要は作るのが下手な新参が多いから上手く作れないが一番の理由で、気候等の要因は二番目以降の理由。
[2]人気あるし高値だしと言う理由で株に対して収量多くすると翌年不作になるのはほぼ全ての果物。私は個人の趣味で柿・桃・さくらんぼ・ブドウ・レモン-・甘夏・デコポンなど栽培しているが、多く取れたと収量制限しないと翌年数が落ちる。特に柿と柑橘類。無関係に毎年実を付けるのは桃だが秋〜春の木の成長が遅れる。「株に対する適量」のガイドラインが必要だろう。
[3]不作はあるからね。とはいえ現場は気づいているよ。わかった上で周りには「わからない」と言っているに過ぎない。原因は単純で房の間引きをしていないから。まー、実際、そのほうが稼げるからね。不作になったところでなんだかんだで稼げるからますます翌年の不作前提で房を作る。効率だけを考えるとそうなる。「作物と会話する」のが大事。
(私から補足)
資源管理/収穫制限は、技術の進んだ現代特有の問題というわけではなく、実は太古からある問題で、たとえば孟子は紀元前4世紀の人物ですが、さる諸侯からの「最近漁獲量が減っているがどうしたらよいか」という諮問に対して「漁は小魚を取らず大きな魚だけを捕るように、網目の荒い網で行うようにさせるといいでしょう」旨を述べています。網目の細かい網で漁をすると、これから育つ小魚まで一網打尽に捕ってしまうというわけです。農業や漁業に限らず、何事も長い目で柔軟に計画を立てること/SDGs(持続可能な開発目標)が大事と思われます。
≪催告(切ってください)と通告(切らないから切ります)は内容証明郵便で≫
【“全国初”敷地からはみ出した枝を強制切除/法改正で同意無しで可能に】2023/07/13
テレビ朝日2023/07/12付(一部補足)
大阪府交野市の市道。木の枝が住宅の敷地から道路に大きくせり出していて、自動車は避けるように通っています。敷地の外にまではみ出してきた木の枝。切っていいのか、切ってはいけないのか。これまで民法では、木の枝が土地の境界線からはみ出していても(裁判によらずに)隣の家の住民や、行政が切ることを原則認めていませんでした。今年4月に施行された改正民法では、所有者が(行政や近隣の人が催告をしても)切除に応じない場合、所有者がわからない場合、急迫の事情がある場合に(裁判によらずに)切ることが認められるようになったのです。
12日、大阪府交野市市長自らが宣言して始まったのは、私有地の木の切除です。木の所有者である住民の同意は“ない”といいます。交野市長「法律に基づきまして、民法233条3項1号に定める催告を行ったら、市の方で伐採できることになりました。所有者が切ってくださらないので、今回、市にて全国で初めてのケースだが切ることとなります。法律に基づいて(催告を行い)切るように求めても全く切ってくれないので、1個1個、裁判というわけにいかないので、今回は(裁判せず)通告(のみ)をして切りました」。(催告して、さらに通告したうえで切った)。市は、5年以上前から通行の妨げになるとして、住人に対応を求めてきました。市長によれば、切除の費用は、家の住人に請求する方針です。
(私から補足)
切除費用の請求に応じない場合は裁判で請求します。民法に基づく切除なので、切るのが行政でも、国税徴収の例による強制徴収はできません。これに対して、空き家対策特別措置法に基づく特定空き家の撤去費用は、国税徴収の例による強制徴収が可能です。なお、内容証明の作成は行政書士にご相談ください。(私の料金は1通1万円です)。
≪契約書/合意書は、よく見てからサインを≫
【成功率たったの14%/潜水艇タイタンがタイタニック号まで何回到達できたかようやく判明/米報道】2023/07/11
ヤフーニュース2023/07/11付(一部補足)
難破船タイタニック号の残骸を見に行くツアーの途中で消息を絶ち、その後残骸が引き上げられたオーシャンゲート社の潜水艇タイタン。結局のところ、この事故が起こるまで、タイタン号がこれまで何度、タイタニック号が沈む深さまで潜水できていたのか、米メディアの中でも表記が揺れていた。
しかしここに来て、事故が起こるまでいったい何回深海まで到達していたのかについての詳細が判明したと、今月9日に報じられた。米紙「インサイダー」によると、タイタニック号の残骸がある水深1万2500フィート(約3810メートル)まで、タイタン号はこれまで90回の潜水を試み、うち到達したのはわずか13回だけだったという。つまり、成功率はたったの14.4パーセント程度だったことになる。これを受け英紙「インディペンデント」も「到達したのは15%にも満たなかった」と報じた。
この具体的な数字はタイタン号の運営会社オーシャンゲートによる4ページにわたる書類(契約書/合意書)のウェイバー(賠償責任の放棄条項)に書かれてあった。またその書類には、タイタン号について「experimental(実験的)」という表現も複数回書かれていた。この書類は、タイタン号の搭乗客が深海ツアーに申し込む際にサインを入れたものだ。つまり(書類をきちんと隅々まで読んでいたとしたら)乗客は、この深海ツアーの成功率がそれほど高くないことを承諾した上で搭乗したことを意味する。
オーシャンゲート社のウェブサイトのアーカイブによれば、同社は太平洋、大西洋、メキシコ湾で、2隻の潜水艇で14回以上の遠征ツアーと200回以上の潜水を完了したとしていた。しかし、米誌フォーブスによると、タイタニック号への潜水に初めて成功したのは2021年だったという。(つまりサイトは誇大であった可能性がある)。なお、今回の事故で亡くなったストックトン・ラッシュCEOと同社を共同設立したギレルモ・ソーンライン氏は、タイタン号について、「厳格なテストプログラムを受け、14年かけて開発されたもので非常に頑丈だった」と、英BBCの取材に語っている。
米紙「ニューヨークポスト」は、今回のインサイダーの記事を転載し「裕福な観光客は、30ドル(約4200円)のビデオゲーム用コントローラーによって操縦されていた長さ22フィート(約6メートル)の潜水艇に乗り込み、『不沈船』を一目見ようと25万ドル(約3500万円)を支払った」と皮肉を込めたコメントを出した。
(私から補足)
代金は先払いであったとのことで、最悪の結果となった以上、運営会社は道義的にはせめてもの償いとして、代金を遺族に返金すべきではないかと私は考えますが、契約書/合意書に免責条項があり、自発的にサインしている以上は、(日本でも米国でも)法律的には遺族が返金や賠償を求めるのは難しいと思います。(AIによると、コモン・ロー系の米国も契約自由の原則とその例外公序良俗違反による無効の明文規定があるとのこと。しかし公序良俗違反を主張するのは難しいと思われます)。
≪和解はお互い元気なうちに≫
【古舘伊知郎と上沼恵美子の28年ぶりの対談が実現】2023/07/10
スポニチ2023/07/07付
タレント上沼恵美子(68)とフリーアナウンサー古舘伊知郎(68)による“因縁の対談”が7日、双方のYouTubeチャンネルで続けて公開された。94年から2年連続NHK紅白歌合戦で二人は司会を務めたが、仲の悪さをウワサされてきた2人が28年ぶりに“舌戦”。上沼は、他人から聞かされた古舘の言葉がずっと引っかかっていたという。その一つが「徳光和夫さんが、私に、紅白司会が決まった古舘さんが、私の事を知らないで“どこの女だよ?何、それが紅組?僕とやる?信じらんない”って言ってたよ、って」と告白。「徳光さんに聞いてください」とぶつけた。
古舘は「その話は、さすがに言う機会もないです」と即否定した。上沼から「忘れてるんですよ。足を踏んだ人は忘れるけど、踏まれた人間は覚えてる!」と指摘され、「確かに!」と応じたが「いやだけど、さすがに…。徳さんは話100倍作ってないですか。結構調子いいです、あの人。良い人で先輩ですけど。それは言ってないです!」と主張。「徳さんに直接会って、大げさに言わないでくださいって言います」とアピールした。
トークが進み両者に雪解けムードが漂う中、古舘は「徳さんはいい加減にしてもらいたい。徳さんにそんな長広舌で悪口言いませんから」とぶり返した。「絶対に言ってない!上沼さんと多少は修復させていただいて、今日で徳さんとは崩れました」と宣言。「これはしょうがないです。もういいです、徳さんももうだいぶお年(82歳)だから、もういいです」とおどけ、「ちょっと待って、私が困ります」と上沼も大笑いだった。
(ユーザーのコメント)
[1]直接聞けて良かったですね。私も同じような経験あります。私の場合ですが、言った本人に直接聞くと、しどろもどろの人もいれば、「ごめんなさい」と謝る人もいる。蔭口はいつか本人に伝わるし、嘘もいつかばれますのでご用心。
[2]この2人が紅白の司会をしたときは面白かった。私はまだ子どもで、祖母の家で紅白を半ば強制的に見てたから、司会が面白いから今年は楽しめるなと思ったのを思い出した。いいコンビですね。
[3]どこにでもいるよ、誰々があなたの事をこう言っていた、ああ言っていた、といちいち報告する人。そういう人は色んな人の事をあちらこちらで言っているし、また人からも色々言われている。相手にしないのが一番。
(私の感想)
「肚にあることをポンポン言う人」から「あなたに一言言いたいから会いたい」と言われて逃げずに会った人も、なかなかの大物ではないでしょうか。(もちろん、宿題を片付ける(関係を修復する)良い機会との打算もあったのでしょうが)。芸能界のバトルと言えば、ミレニアムの頃の、女剣劇の浅香光代さんと野村監督の妻の沙知代さんが有名ですが、沙知代さんが亡くなった後、浅香さんが「あたしよか長生きすると思ってたのに。人間って分からない。安らかにと手を合わせるしかない」旨、取材で仰ったのを読んで、憎からず思ってたんじゃないかと感じ、生前に直接面会出来たなら、お二人は無二の親友になれた(戻れた)かもしれないと、私など甚だ残念に思ったものです。古館さんと上沼さんはこれから末永く友情を育めるといいなと思います。
愛知県大府市共和町3-1-6
9:00-17:00 (土日祝定休)
